〜 苦手意識を克服する10のステップ 〜
大丈夫です。誰でも最初は初心者でした。
このガイドは、ファシリテーションに苦手意識を持つ方のために作られました。
完璧を目指さず、小さな一歩から始めましょう。
ファシリテーション = 「促進」「容易にすること」
参加者が持っている力を最大限に引き出し、限られた時間の中で場の目的達成を促進する働きです。
| 項目 | 司会 | ファシリテーター |
|---|---|---|
| 役割 | 進行管理 | 参加者の力を引き出す |
| 発言 | 順番に指名 | 全員が発言しやすい環境作り |
| 意見 | 中立的に聞く | 積極的に引き出し、整理する |
| 結論 | 時間内に終わらせる | 参加者が自ら結論を出せるよう支援 |
「うまくやろう」より「参加者のために」を大切に。失敗は成長のチャンスです。
内容に関する意見は言わず、プロセスをコントロールする
参加者は必要な知識と経験を持っています。あなたの役割は、それを引き出すことです。
「答えは参加者の中にある」
□ 会議の目的は明確ですか?
□ 終了時のゴール(何を決めるか)は設定しましたか?
□ 参加者にとってのメリットは何ですか?
□ 議題は3〜5個以内ですか?
□ 各議題の時間配分は決めましたか?
□ 事前に参加者に共有しましたか?
□ ホワイトボード / 模造紙
□ カラーマーカー(3色以上)
□ 付箋(複数色)
□ タイマー
□ 配布資料
□ キーパーソンと事前に話しましたか?
□ 反対意見を持つ人の考えを把握しましたか?
□ 会議室の座席配置を考えましたか?
「明日の会議では、皆さんの率直なご意見をお聞かせください。どんな小さなことでも大歓迎です。」
「今日は貴重なお時間をありがとうございます。○○について、皆さんで良いアイデアを出し合いましょう。」
| 種類 | 特徴 | 使い方 | 例 |
|---|---|---|---|
| オープン | Yes/Noで答えられない | 意見を広げる | 「どう思いますか?」 |
| クローズド | Yes/Noで答えられる | 確認・決定 | 「賛成ですか?」 |
原因:恥ずかしがり屋、自信がない、関心がない、レベルが合わない
対処法:
原因:アイデアが豊富、議論に夢中、割り込みに抵抗がない
対処法:
原因:退屈、アイデアが浮かんだ、発言権が回らない
対処法:
原因:マイナス思考、本音を言いにくい、責任を負いたくない
対処法:
S(賞賛)→ T(提案)の順番で対応
| 構造化の種類 | 使う場面 | 描き方 |
|---|---|---|
| 時系列 | プロセス検討 | → → → |
| 階層構造 | 組織・分類 | ピラミッド型 |
| マトリックス | 比較検討 | 2×2の表 |
| 相関関係 | 因果関係 | 矢印で結ぶ |
| 課題 | 対策 |
|---|---|
| 参加者の様子が見えにくい | 定期的に「いかがですか?」と声かけ |
| 発言のタイミングが難しい | 「挙手」機能や順番を明確にする |
| 集中力が続かない | 10分に1回は参加者に問いかけ |
| ホワイトボードが使えない | 画面共有で代替ツール使用 |
準備
□ 目的は明確でしたか?(1-5)
□ 事前準備は十分でしたか?(1-5)
進行
□ 全員が発言できましたか?(1-5)
□ 時間管理はできましたか?(1-5)
□ 意見の整理はできましたか?(1-5)
結果
□ 目的は達成されましたか?(1-5)
□ 参加者は満足していましたか?(1-5)
□ 次のアクションは明確ですか?(1-5)
今回良かった点:
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次回改善したい点:
_________________________________
初心者レベル(1-3回目)
中級レベル(4-10回目)
上級レベル(11回目以降)
あなたにもできます!
ファシリテーションは特別な才能ではなく、練習すれば誰でも身につけられるスキルです。
完璧を目指さず、参加者のために一生懸命やる。それだけで、きっと良い会議になります。
「最初の一歩を踏み出した時点で、あなたはもうファシリテーターです。」
頑張って!応援しています! 🎉
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